40歳手前でセミリタイアを決意した

40歳手前のギリギリ39歳でセミリタイアを決意した独身男の日々

私のリタイア資金

 

私のセミリタイア原資が何から成り立っているかという話になりますが、基本的に全て給与収入を貯めたもので構成されています。

投資も行っていますが、特に初期の頃は仕手株で大きな損失を出したりFXで資金を溶かしたりしましたので、細かく計算していませんがトータルでは恐らくマイナスでしょう。

  

その為、私のセミリタイア資産はすべて給与所得からの貯蓄で構成されていると言えます。

 

私は20代前半の頃から漠然と、年功序列の在り方や残業代が満額支払われない理不尽に対して疑問を抱いていました。その為、より良い労働環境やより年収の高い業界または会社に移ろうと常々考えていました。

 

結果的に20代前半で3回、30代前半で1回の転職をしています。20代の頃は海外赴任のチャンスがありそうな会社を選び、運良く赴任者に選ばれることが出来ました。

海外赴任中は赴任手当が出る上に住居費等も会社持ちでしたので、貯蓄上昇に対する効果は素晴らしいものがありました。この甲斐あって20代のうちからかなり貯蓄を増やすことが出来ました。

 

その後マンションを区分所有したり、引き続き株取引で損失を出したりしましたが、転職による年収アップと元々の節約好きも講じて、セミリタイアを検討できる程度には資産を築くことが出来ました。

 

今は個別株を粗方処分し(一部塩漬けしていますが)、積み立てNISAも併用しつつインデックス投資をメインに運用しています。

リタイアに適した退職時期と税金について考える

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適切な退職時期について考えてみました。この検討は年間収入を非課税枠に収める事を前提としたものとなりますので、リタイア資金について細かいことを考える必要がない程に潤沢な資産を持っている方や、フリーランスとしてそれなりの収入を得る予定の方には当て嵌まらないかもしれませんのでご注意下さい。

 

結論から先に申し上げますと、1月~5月頃の退職が無難ではないかと考えます。当人の月給がいか程かと、お住いの自治体によって異なる部分もあるかと思いますが、非課税かつ健康保険料7割免除の条件を満たす場合、給与所得の合計が98万円未満に収まる月に退職すると良いのではないでしょうか。

 

私は非課税かつ健康保険7割免除、国民年金保険料全額免除を目指そうと思っていますので、1月~2月の退職が自分の目的に適合するものと考えます。

 

各種税金関係

ざっと各種税金並びに健康保険料の免除条件を書き出しますと下記のようになるそうです。

 

  • 所得税非課税:給与所得額103万円以下(所得控除55万円、基礎控除48万円)
  • 住民税非課税:給与所得額100万円以下(課税所得35万円以下、給与所得控除65万円)
  • 健康保険7割免除:給与所得額98万円以下(所得43万円以下(基礎控除43万円でゼロ)、給与所得控除55万円)
  • 国民年金全額免除:給与所得額122万円以下(所得57万円以下、給与所得控除65万円)

 

私は退職後少なくとも1年間は仕事をする気がありませんので、今の会社からの給与所得だけで可能な限り年間所得上限額を受け取ってしまいたいと考えています。

月給+ボーナス日割りで98万円以下にしようと考えると、遅くとも2月中旬くらいまでに退職しないと翌年に課税対象になってしまいそうです。

 

退職金の取り扱い

退職金に対しては退職所得控除が適用されます。課税所得が大幅に軽減される上に分離課税ですので、他の所得とは異なり翌年の住民税課税所得には含まれません。

控除が受けられる額は勤続年数20年以下と20年超えでそれぞれ下記のとおりで、この額を超えた部分に対して課税されるそうです。

私は今の会社の勤続年数が20年以下ですので40万円 x 勤続年数ですが、計算上全額控除されますので非課税となる予定です。

 

  • 20年以下:40万円 x (勤続年数)
  • 20年超え:800万円 + 70万円 x (勤続年数-20)

 

退職年の住民税の取り扱い

1月~5月31日までに退職した場合、その年の5月分までの住民税を退職月の給与や退職金から一括徴収して貰えますので、普通徴収で自分で支払うよりも楽です。コンビニ支払い等で手元から現金が出ていく感覚に襲われることもありませんので、私個人としては精神的な面からもメリットがある気がします。

 

失業保険関係

退職後に失業保険の求職者給付等を受給する場合、こちらは非課税とのことで所得税や住民税の課税対象にはならないそうです。安心ですね。

 

 

セミリタイアに向けて備忘録的にあれこれと書き出してみました。少し長くなってしまいましたが、お読み下さった皆様にはお礼申し上げます、ありがとうございました。

自己紹介

略歴

大学卒業後は地方公務員として就職し、その後民間企業を4社経験しています。独身で、結婚の予定もありません。

私の世代は俗に言う就職氷河期世代の最後の方になるようですが、振り返ってみれば当初は民間就職もなかなか難しく、メディアはフリーターという生き方をしきりに煽っていた記憶があります。

 

そんな世の中でしたが、私自身は幸いにして地元の県庁から内定を頂き入庁を決めました。しかし、当時の私の世渡り下手ゆえに職場の人間関係に悩み、加えて収入が低いことが気になり(大卒程度で初年度月収17万8千円)数年で退職、その後は民間企業を渡り歩くこととなります。

 

民間でキャリアを積むにつれてエンジニアという肩書を得て、資格取得と転職によるキャリアアップを繰り返しました。20代の頃には一つの目標であった海外赴任も経験し、そのお陰もあってその後の転職ではより高い年収の会社へ移る事ができました。

 

以前は首都圏でマンションを区分所有し住んでいましたが、諸事情あって売却し今は実家暮らし、俗にいう子供部屋おじさんとして生きています。

 

何故アーリーリタイアしようと思ったのか?

アーリーリタイア(私の場合はセミリタイアですが)を考えるようになったのは、下記の理由によります

  • 現職で仕事を続けるモチベーションが維持できなくなったこと
  • そもそも週40時間(週5日)仕事をすることそれ自体に疑問を持っていたこと
  • 結婚を諦めたこと(昨年からはコロナで婚活も出来なくなりました)
  • 結婚しない前提であれば生きていく上でそれ程お金は必要ではないと気付いたこと(年収は今の半分以下でも問題ない)
  • 試算した結果、現在の手持ち資産でも贅沢しなければ生きていけそうだと思ったこと

 

現在の職場では元々あまり人間関係が良くありませんでしたが、それに加えて最近は理解できない仕事の振られ方をするようになり、業務に対するモチベーションが維持できなくなってしまいました。

 

当初は転職も考えました。出来れば年収が下がっても週休3日の会社に転職したいと考えていましたが、自分のキャリアと合致する企業・ポジションで週休3日制を導入しているまたは導入する予定がある企業とは縁がありませんでした。

 

結婚願望はありましたので婚活をしていましたが、元々異性にモテるタイプでないこともあり、なかなか良い縁に恵まれず、最後はコロナの影響で婚活それ自体が出来なくなってしまったため結婚を諦めることとしました。

 

一人であれば生活コストが安く済むので(一人暮らしでも住居費以外の支払額は平均して月に7~8万程度でした)、週3日くらいの仕事であまりストレスのない生き方をしたいと考えるようになりました。

 

今後の予定

とりあえずは退職の準備と、自分が住む場所の確保を考えています。今は実家にいますが、さすがに中年の無職が住み続けるというのは体裁が悪いでしょうから。

田舎にある中古の一軒家を安く購入してある程度自分で手を加えながら住めればと考えています。

 

退職後は失業給付を受けるよりは職業訓練を受けたいと思っています。今後の自分の人生で役に立ちそうな資格や経験をそこで得られればと思っています。

 

実際に仕事をする場合は再来年(2023年)からになると思いますが、週2~3日程度で自分興味の向く仕事を中心に探したいですね。

 

ご挨拶 ~ブログ始めました~

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初めまして。40歳手前のギリギリ39歳で早期リタイアしようと決意し、自身の足跡を残そうとブログを始めました。最近の言い回しですとFIREと言うそうですね。

実際の退職目標は来年の1月末頃を見込んでいます。

 

今の職場は5社目になり、それなりに待遇も良いのですが人間関係が悩みの種で、最近の私自身の扱いの悪さもあって退職を決意しました。転職も考えましたが、条件に合う会社がなかなか見つからない事と、今までの経験上結局のところ転職しても新たな悩みの種が発生するであろう事から、転職よりもリタイアしてしまおうと考えました。

 

とはいえ、残念ながら完全リタイア出来る程の資産はありませんので、セミリタイアである程度の仕事はすることになると思いますが、週2~3日程度で自分のやりたい仕事またはあまりストレスにならない仕事が出来ればと考えています。

 

考えが甘いとお叱りを受けるかもしれませんが、温かい目または奇異を見る目で見守って頂きたく。

 

偶然にも当ブログにお越し頂いた皆様には少しでも楽しんで頂ければ幸いです。

 

今後とも宜しくお願い申し上げます。